ゴー宣DOJO

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トッキー
2014.2.12 02:00その他ニュース

『明日、ママ』問題、ライジング73への反響・現場報告!

ドラマは決して
誇張ではなかった!

『明日、ママがいない』への
抗議は、実態を隠し、
貴重な問題提起を潰す
だけなのではないか!?

今週の「小林よしのりライジング」
当事者からの重要な報告を交えて
この問題を論じています。
小林よしのりライジングVol.73

そしてコメント欄には
さらなる現場報告が
届いていますので、
ご紹介します。


児童養護施設で働いた経験はありませんが、
以前働いていた職場での出来事を思い出します。
私は精神病院の閉鎖病棟に約4年間と
また別の精神病院の開放病棟に2年勤めていました。
そして介護老人介護施設に約1年勤めました。
私は看護婦になるのが夢でした。
病気で苦しんでいる人の役に立ちたい。
そんな思いから病院で働きはじめました。
ですが実際に働いてみると、
患者さんや入所者に対しての共感や思いやりがなく、
自己中心的に働く人の多さにびっくりしました。
病院や、施設で働いてわかったことがあります。
それは職員による患者さんや入所者の老人に対して
虐待が日常的に行われているということでした。
精神病院ではアルツハイマーの患者さんに
後ろから足をかけ、頭を土足で踏みつけ、
言うことを聞かないと殴り、
看護者の独断で食事を取らせないなど、
数え切れないくらいの虐待を見てきました。
その虐待を行う看護者は特別おかしい人ではなく、
ごく普通の人に見えました。
家族の面会がなければ誰も見る人がいない精神病院は、
普通の社会とは違い特殊な場所でした。
社会に出て働くという事はたくさんのストレスがあり、
それらと折り合いをつけて、
抱えたり悩んだりして行くものですが、
病院や施設では、そのストレスを抑えることなく
患者さんや入所者にぶつけている人をたくさん見ました。
職位の高い人ほどやっている傾向にありました。
その頃私は内部告発する勇気もなく、
相談できる人も見つけられずに
あの頃何もできなかったことを今でも悔やんでいます。
病院で暮らすしかない人たちや施設が終の住処に
なるかも知れない人たちが人間の尊厳を傷つけるような
ひどい言葉でいじめられたり、笑いものにされたり、
そんな中で働くことはとてもつらい事でした。
私の勤めるところは特殊だったのかそれを考え、
ある精神病院の副院長に問い、話をしました。
全国すべての病院の事情はわからないが、
少なくともこの県内で正常に機能している
精神病院はないんじゃないかという答えでした。
今でも思い出します。
食事が遅いと若い看護者に責められ、
みんなでテーブルを囲んで食事していたのに、
車椅子を動かされ、壁に向かってすみに追いやられて
食事していたおばあちゃんのことを。
助けられなかった私も罪を背負いました。
児童養護施設での虐待はあるだろうと推測していました。
施設には密室がたくさん出来てしまいます。
施設の中における虐待はなくすことが
とても難しいと思います。
親による子供への虐待がなくならないのと
同じくらい難しいのではないかと。
しかしそこで諦めてはいけません。
今も苦しんでいる子どもたちがいること、
いつまでも苦しまなければいけない
人がいることに心寄せて、考え続けます。
病院や施設で働くことはとても大変なことです。
また、今は全く違う仕事していて、
どんな理不尽なことがあっても、
別人格を作ってでもお客様にサービスを
しなければいけないファミレスの現場にいます。
ある意味今まで働いていた病院や施設とは全く違う世界です。
どんなに辛くても大変でも自分を抑え、
やり遂げなくてはいけない現場です。
震えがくるくらい怒りを感じたり泣きたい時もたくさんあります。
サービス業はとても厳しい仕事です。
まとまりませんが、病院も施設も見通しを良くして
風通しを良くして、虐待が起こらない場所になっていくために
何ができるのか考えて行くことが必要なのだと思います。
小林先生のこの一文に触れ、
「自分の快楽のためだけに無責任に子供を捨てる大人や、
そのような社会を生み出してしまう大人たちに対して、
怒りを表明する資格が、捨てられた子供にはあると思う」
私は親に虐待を受け、今も苦しんでいます。
そのつらさを、誰かの痛みを想う時の材料にして、
戦う力にかえていきたいと思いました。

「傷つく子がいる」という理由で、
表現の自主規制が行なわれることが、
本当に子供たちのためになるのか?

答えは現場からの報告に
語られている現実に
はっきり表れているのでは
ないでしょうか?

トッキー

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